October 15, 2011, Cover Stories, ナナメ読み
公民権運動とフリーダム・ソング
1月15日更新!公民権運動では"We shall overcome"など自由を訴えた「フリーダム・ソング」が歌われました。1 月15 日のキング牧師の日、1 月 30 日に発売される音楽とドキュメンタリーが融合した "Soundtrack for a Revolution"という映画のサントラを取り上げ、音楽と公民権運動を考えます。
1 月 31 日に、音楽を通して 1960 年代の公民権運動を描いた “Soundtrack for a Revolution” という映画のサウンドトラックが発売されます。
フィーチャーされているアーティストはとても豪華で、John Legend, Wyclef Jean, The Roots, Joss Stone, Anthony Hamilton, Angie Stone, Mary Maryなど。残念ながら日本ではまだ見られないですが、アメリカではカンヌ映画祭をはじめ、多くの映画祭で上映されています。
トレイラーを見ると、映像は”Eyes on the Prize” という60年代を描いたドキュメンタリーで見られるような、警察に逮捕されたり、押さえつけられる光景、”I am a Man”と書かれたプラカードを掲げ差別撤廃を訴える姿、デモの最中に逮捕された人の写真、キング牧師の演説などの映像が流れ、そのバックでAnthony Hamiltonの歌が紹介されています。まさにドキュメンタリーと現代のアーティストによる音楽(フリーダム・ソング)が融合したとても興味深い作品。ここでJoss Stoneの曲を一曲紹介します。
公民権運動に関連した、人種差別撤廃のために立ち上がり団結を促す楽曲はいくつかありますが、その中でも有名なのが、サウンドトラックにも入っている”We Shall Overcome”という曲。この曲は元は1947年に発表され、そこから広がっていったとされています。一番有名なのはJoan Baezによるバージョンで、1960年代に一気に有名になりました。
私ははじめて公民権運動に関するドキュメンタリー(Eyes on the Prize)を見たときに大きな衝撃を受けました。警官がホースの水でデモをしている黒人を追いやったり、多くの人が逮捕される風景には目を疑いたくなるような状況でした。一方で人種差別に力強く戦っていく姿、確固たる団結力、そこから生まれた歌の力にはいつ見聞きしても計り知れないパワーを感じ、今も1960年代にひきつけられる自分がいます。
”We Shall Overcome”はキング牧師のスピーチにも出てきます。1 月15 日は、ちょうどMLK day (Martin Luther King Jr.Day) で、キング牧師の誕生日です。1960年代から今のアメリカ社会はどう変わったのか?1960年代の人々が望むような社会になっているのか?キング牧師のスピーチを見ながら、再度そのようなことを考えてみてはいかがでしょうか。